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太平洋プレコン工業株式会社

習志野市 奏の杜(かなでのもり)

そこに暮らす人々の“未来”を作り出す一大プロジェクト

千葉県のJR津田沼駅南口から歩いて3分の好立地にある、広さ35ヘクタールの街「奏の杜(かなでのもり)」。2007年、かつては畑が広がり“首都圏最後の未開発地”とも呼ばれたこの土地でプロジェクトがスタートすると、商業施設やサービス施設、住宅などが集まる複合施設として整備され、人々でにぎわう振興ベッドタウンとなりました。

プロジェクト開始当初からメーカーとして関わらせていただいた当社は、計画段階から街づくりにおける道路の重要性を訴えてきました。とくに歩道舗装のテクスチャーを重視。バスを貸し切り、各担当者とともに当社施工現場を視察しながら、このプロジェクトにはどのような舗装材がふさわしいかを考えていきました。

その結果、道路ごとにテーマを持たせて、テクスチャーやカラー、パターンに変化をつけることで、街のゾーニングを行いました。さらに歩道整備に不可欠な誘導ブロックは、輝度と景観にこだわった特注色にするなど、景観の美しさだけでなく、安全やバリアフリーも考慮しています。

また街並みに統一感を持たせるために、車両乗り入れ部にも同じ舗装を敷くことから「スーパーバリアフリーシステム」を採用。実際に駐車場へ試験張りを行い、タイヤの据え切りなどによって起こる平板のズレ、洗い出し平板の砂利の取れ具合などを観察し、最適な張り方やパターンなどを追求しました。

この大規模プロジェクトで、約2.5ヘクタールもの舗装材を敷設し、街の景観コントロールに貢献することができました。その甲斐あって、今では最寄り駅である津田沼駅が住みたい街ランキングにランクイン。この街に住む人たちの笑顔は、より一層輝きを増しています。