コンクリートブロックの寸法と、荷重伝達率の関係
ブロックサイズが大版化するほど荷重分散性能が劣ります。その結果、目地の少ない平板舗装では、供用後に沈下、段差、ズレが発生するケースがあります。
HKS の効果 (使用と未使用の比較)
コンクリートブロック施工時にHKSを使用すると、未使用時に比べて目地幅は少し広くなりますが、段差や移動量が低減し、平たん性を向上させることができます。
またブロックサンドを併用することで、たわみ量は未使用時に比べて大きくなるものの、荷重伝達率が向上することで、ブロックの破損だけでなく路面の劣化や傷みを抑えられます。
大版サイズの平板でも乗り入れOK!
全国的に透水性、保水性の平板舗装が増えてきました。大版サイズでは乗り入れ部にがたつきや破損が出ていましたが、その原因を解明し、生み出されたのが、スーパーバリアフリーシステムです。このシステムにより透水性の大版サイズのブロックでも車の乗り入れが可能になりました。
従来工法並に価格を抑えたコストパフォーマンス
さまざまな技術を組み合わせて、⻑期間にわたり安定した平板舗装を保つシステムですが、コストは従来工法並に抑えています。この高いコストパフォーマンスもまた『スーパーバリアフリーシステム』の魅力です。
強化板がメンテナンスを簡単にします
『スーパーバリアフリーシステム』に使われる強化板が平板にかかる荷重を分散します。また、強化板によりブロック交換も容易になりますので、メンテナンスも簡単です。
段差や不陸のない状態を長期間維持
『スーパーバリアフリーシステム』なら、大型車両が乗り入れても路面を良好な状態のままで維持できます。当社埼玉工場における実験結果から14年以上が経過しても、施工時とほとんど変わらない良好な路面状況を示し、⻑期間にわたって快適な舗装を保つことが実証されています。