製品規格
・目地キープは、すり減り・側面抵抗に優れた統一規格の大型目地
・表層骨材は、滑りとすり減り抵抗性に優れた統一規格のFM3.8以上
・ブロックカラーは、統一規格としたナチュラルカラー
種類
車道用のブロック機能として普通(非透水性)タイプと透水性タイプの2種類用意しています。
透水性タイプは水たまりができにくいので、水の跳ね返りや滑りを軽減します。さらに雨水を土壌に戻すことで排水を少なくできるため、排水施設への負担を軽減することができます。
性能評価
以下の代表的な試験結果により『車道統一型インターロッキングブロック』が車道用のブロックに適した基本性能を有していると確認できました。
①小型FWDを用いた衝撃荷重による荷重伝達率の測定
ブロック相互のかみ合わせ効果による荷重分散効果を測定する方法として、小型FWDによる試験を実施しました。ブロック上の中央に小型FWDによる衝撃荷重を載荷して、センサーによる荷重伝達率を測定しました。車道統一型インターロッキングブロック(80mm)の荷重伝達率は、ストレートN型・波形N型(100mm)と同等であることから、優れた荷重分散効果を有していることが確認されました。
②平板載荷試験による沈下量の測定
複数のブロックに対して、輪荷重が鉛直に作用する場合の荷重分散効果を確認するために平板載荷試験を実施しました。ブロック上の中央で直径17cmの載荷板を使用して静的荷重(5.0tf)を載荷して、載荷点直下の沈下量を測定しました。試験の結果、車道統一型インターロッキングブロック(80mm)はストレートN型(100mm)と同等の沈下量を示しました。このことからも車道統一型インターロッキングブロックは、ストレートN型(100mm)のブロックと同等の荷重分散効果があることが分かりました。
③引抜き試験による引抜き抵抗値の測定
隣接するブロックに作用する圧縮力によるかみ合わせ効果を把握する目的で引抜き試験を実施しました。車道統一型(80mm)の引抜き抵抗の最大荷重は、ブロックの
側面積が大きいストレートN型(100mm)と比較しても大きな値を示しました。このことからも車道統一型ブロックの優れた荷重分散効果が確認されました。
適正材料・配合調査
材料や配合を変えた試験体(即脱ブロック)を作製し、ラベリング試験を実施しました。この試験結果を基に車道統一型ブロックの仕様を規定し、車道に求められる性能を確保、高耐久を実現しました。
骨材の合成粗粒率が大きいほど、すりへり量の値は小さくなる傾向を示しています。また、3.8以上の試験体では、いずれも小さい値を示しました。
施工性の調査
今回考案した車道統一型インターロッキングブロックの施工性を確認する目的で試験施工を実施しました。従来のストレートN型(80mm)と同等の施工性能であることが確認できました。