太平洋プレコン工業株式会社

漱石山房通り

漱石ゆかりの地に完成した、古き良き新宿の風景

文豪・夏目漱石が生まれ育ち、その生涯を閉じた街、東京都新宿区。晩年の9年間は旧居「漱石山房」で過ごし、数々の名作を世に送り出しました。その地に、生誕150周年を記念した博物館「漱石山房記念館」がオープン。記念事業の一環として、舗装の修景も行われることになりました。施工現場は、漱石山房記念館前の通りとなる「漱石山房通り」。近くには小学校や中学校があり、登下校時は生徒の往来も多くにぎやかな道路です。

新宿区が舗装材の検討を行った結果、インターロッキングブロックの使用が決定されました。採用するにあたり、メーカー3社によるデザインコンペを開催。その結果、地元住民の賛成多数で、当社のデザインパターンが選ばれました。

当社が提案したデザインは、石畳をモチーフにした敷設パターンです。100×200mmと150×200mmのブロックを乱形で敷設し、縦断方向に10mピッチ、横断方向に200×300mmブロックを1列のボーダーで検討しました。目地材に砂粒子を撥水加工した難浸透目地砂「メジモールサンド」を充填。目地からの浸透水による敷き砂の液状化を防止します。また10mピッチのボーダーに強化板「HKSⅡ」を使用することで、ズレ防止対策を施しました。

漱石が足繁く通った、神楽坂の落ち着いた石畳の街並みをイメージした施工は、昔ながらの住空間の雰囲気を損なうことなく完成。竣工後半年が経過し、その間に台風による大雨、近年まれに見る降雪などを経験しましたが、路面状況に変化なく良好な状態を保っています。

従来のインターロッキングブロック舗装のイメージと異なり、昔ながらの石畳舗装で懐かしさが沸いてくる、心温まる“路”が形成されました。夏目漱石が活躍した時代がよみがえったようだと評判も上々です。